ニュース

気仙川漁協(小山公喜組合長)は15日、陸前高田市内の同川でアユの遡上調査を行った。アユの遡上傾向、天然か人工ふ化かの推測などに役立てようと今月から調査を開始しており、同日で2回目。この日の調査では15匹のアユを捕獲。サイズもこの時期としては上々で、関係者は7月1日に解禁となるアユ釣りの豊漁にも期待を寄せる。 調査は令和5年度までの7年間、稚アユの遡上状況を経年的に把握し、年変動にも着目しながら県内 ...
陸前高田市は、都市部などに住む子育て世帯を対象に、未就学児を市内保育施設に一定期間通わせ、その間、家族で滞在してもらうお試し移住プログラムの実施を検討している。来年度以降の運用を目指し、今秋にモニターツアーを実施する計画。自然豊かで、伸び伸びと子育てできる田舎ならではの暮らしを体験してもらい、若い家族の移住・定住促進を狙う。 取り組みは「保育園留学」として、全国の地方自治体で広がっている。市は「地 ...
大船渡市役所職員生活協同組合が運営する市役所1階の売店前に、おおふなトンがデザインされた自動販売機がお目見えした。来庁者の目に付きやすく、歓迎を伝える役割にも期待が集まる。大規模林野火災からの復旧・復興に向けて全国からの市への関心が高まり、来年3月に ...
陸前高田市の広田湾漁協(砂田光保組合長)などが広田町で試験的に実施している海面養殖サーモンの今季水揚げが、14日に始まった。試験養殖は2季目を迎え、前季からのギンザケに加え、新たにトラウトサーモンも育ててきた。水揚げは7月上旬までを予定し、数量は2魚 ...
大船渡市は本年度、最大100万円を助成する水産加工原魚転換支援事業の対象を一部拡充する。これまで、過去5年間に製造・加工実績がある魚種を主原料とする場合は対象外だったが、水揚げ量が近年増加傾向にあるなど市が指定した魚種は申請できるよう要件を緩和。海洋 ...
陸前高田市米崎町字佐野20の千葉豊之さん(78)方の庭に咲く紫のフジが、見頃を迎えている。整備されたフジ棚では、満開を間近に控える白い花もあり、青空に映える幻想的な光景で来訪者の目を楽しませている。 千葉さん方のフジ棚は、10年ほど前に102歳で亡くなった千葉さんの母・フカヘさんが苗を植えたのが始まりという。縦横それぞれ十数㍍に及び、樹齢は紫が80年、白が70年ほど。現在は千葉さん夫妻が毎年花摘み ...
大船渡湾内で9日、気仙沿岸のトップを切ってウニ漁がスタートした。早朝から漁を行う漁業者らの活気に満ちあふれ、集荷場には〝初夏の味覚〟とされる黄色い身がずらりと並んだ。大規模林野火災で漁具を焼失した漁業者もおり、被災地域の漁協では支援を活用した漁具の調 ...
住田町の県立住田高校(伊藤治子校長、生徒66人)は、東日本大震災後に福島県で始まった「福島ひまわり里親プロジェクト」に協力している。同プロジェクトは、福島から届いたヒマワリの種を全国の人々が「里親」となって育て、開花後に種を採取して返送する取り組み。同校では9日、生徒有志らが種をまき、福島の〝復興のシンボル〟の開花を願った。震災から14年が経過し、当時を知らない世代が増えて風化も懸念される中、生徒 ...
東日本大震災の被災跡地を大船渡市が産業用地として整備した三陸町越喜来沖田地内で、㈱いわて銀河農園(橋本幸之輔代表取締役、末崎町)による大規模なトマト生産技術高度化施設「越喜来農場」が完成した。県内最大規模で、7月中旬ごろの初出荷を見込む。同社は末崎町 ...
陸前高田市民有志らでつくる陸前高田日蘭友好協会(高橋勇樹会長)の日蘭友好交流イベント「ハイネケンパーティー」は11日、高田町の川原川公園内にある「日蘭友好広場」で開かれた。同広場の整備に尽力したオランダ・デンヘルダー市の関係者らとオンラインで結び、互いの地ビールや地酒を囲んで交流。広場に咲くチューリップをめでながら両国の文化などにも理解を深め、今後も固い絆を結んでいこうと誓い合った。(三浦佳恵) ...
大船渡市日頃市町の日頃市小学校(高橋多鶴子校長、児童45人)の4、5年生17人は12日、町内の学習田で田植えを行った。毎年度恒例となっている米作り学習の初回で、児童らが秋の豊作を願いながらにぎやかに作業に臨んだ。 同校は、農作物や地元の主要産業である農業について学びを深めようと、地域住民らの協力を得ながら米作りに取り組んでいる。本年度は4、5年生を対象に実施することとし、全員が米作りに初挑戦。同町 ...
大船渡市魚市場は7日、ゴールデンウイークの4連休明けの開場となり、定置網船などの水揚げがあった。前日から降り続いた雨で数量は少なかったが、100㌔超えのクロマグロや約3年ぶりに市場に並んだコウナゴなどで場内が活気づいた。自然の環境変化や大規模林野火災 ...